脂質異常症 基本を踏まえた実践
世界のエビデンス・日本のエビデンス
梅本 誠治
1
,
吉野 敬子
,
松田 晋
,
中島 忠亮
,
松崎 益徳
1山口大学医学部附属病院 臨床試験支援センター
キーワード:
Clofibric Acid
,
Eicosapentaenoic Acid
,
Niacin
,
陰イオン交換樹脂
,
脂質異常症
,
食事療法
,
食生活
,
動脈硬化症
,
臨床試験
,
EBM
,
HMG-CoA Reductase Inhibitors
,
多施設共同研究
,
Ezetimibe
Keyword:
Ezetimibe
,
Anion Exchange Resins
,
Arteriosclerosis
,
Clinical Trials as Topic
,
Clofibric Acid
,
Diet Therapy
,
Feeding Behavior
,
Niacin
,
Eicosapentaenoic Acid
,
Multicenter Studies as Topic
,
Evidence-Based Medicine
,
Hydroxymethylglutaryl-CoA Reductase Inhibitors
,
Dyslipidemias
pp.12-18
発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009072532
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多数の臨床試験により確立されたEBMの結果、動脈硬化性疾患の予防法が確立してきた。わが国においても欧米と同様に、脂質異常症に対する介入研究により動脈硬化性疾患の初発ならびに再発抑制が可能であることが証明された。脂質異常症を示す患者にとって、食生活の是正は動脈硬化性疾患予防ならびに治療の根幹である。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)は、脂質異常症に対する第一選択薬である。薬剤の特徴を考慮し、個々の患者の脂質プロフィールとリスクの重みに応じた脂質低下療法を選択すべきである。
©Nankodo Co., Ltd., 2009