特集 最新分類に基づく画像による悪性腫瘍の病期診断2017
縦隔
渡邉 孝太
1
,
松成 一矢
,
児山 久美子
,
橋詰 典弘
,
藤澤 英文
1昭和大学横浜市北部病院 放射線科
キーワード:
胸腺腫瘍
,
胸膜腫瘍
,
縦隔腫瘍
,
腫瘍侵入性
,
腫瘍播種
,
リンパ行性転移
,
心臓腫瘍
,
心膜
,
肺腫瘍
,
流血中腫瘍細胞
,
TNM分類
,
胸部CT
Keyword:
Heart Neoplasms
,
Mediastinal Neoplasms
,
Lung Neoplasms
,
Lymphatic Metastasis
,
Neoplasm Invasiveness
,
Pericardium
,
Neoplastic Cells, Circulating
,
Neoplasm Seeding
,
Neoplasm Staging
,
Pleural Neoplasms
,
Thymus Neoplasms
pp.59-68
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2017206462
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胸腺上皮性腫瘍の臨床病期分類にはこれまで正岡分類が広く用いられてきた。TNM分類も存在していたが,これまでに国際対がん連合(UICC),および米国がん合同委員会(AJCC)に公式に承認されたTNM分類はなかった。しかし,2014年に世界肺癌学会(IASLC)とITMIGにより世界中からのデータにより新TNM分類が提案され,2016年12月に発刊された。T分類は浸潤するレベルにより4つに分類されている。N分類は3つに分類されている。M分類は転移の様式により3つに分類されている。全体としてシンプルでわかりやすく分類されており,今後の臨床分類として汎用されることが期待される。
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