特集 知っておきたいMRI画像診断のコツ
胸部(縦隔/胸壁)
松成 一矢
1
,
藤澤 英文
1昭和大学横浜市北部病院 放射線科
キーワード:
気管支原性嚢胞
,
奇形腫
,
胸腺
,
胸腺腫
,
胸腺腫瘍
,
胸膜腫瘍
,
MRI
,
縦隔疾患
,
縦隔腫瘍
,
縦隔嚢胞
,
神経鞘腫
,
心膜
,
中皮腫
,
膿胸
,
リンパ腫
,
胸壁
,
胸膜孤立性線維性腫瘍
,
胸部CT
,
縦隔線維症
Keyword:
Bronchogenic Cyst
,
Lymphoma
,
Mediastinal Diseases
,
Mediastinal Neoplasms
,
Mediastinal Cyst
,
Mesothelioma
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Neurilemmoma
,
Pericardium
,
Pleural Neoplasms
,
Teratoma
,
Thymoma
,
Thymus Gland
,
Thymus Neoplasms
,
Empyema, Pleural
,
Thoracic Wall
,
Solitary Fibrous Tumor, Pleural
pp.121-132
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2018192373
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<チェックポイント>
●胸腺腫はT2強調像で低信号の隔壁を有する分葉状病変として描出され、隔壁は造影MRIで増強効果を示す。
●胸腺癌は壊死や出血を反映して腫瘍内部は不均一な信号を示す。
●奇形腫の診断には脂肪成分の検出が有用である。
●神経鞘腫はT2強調像にて中心部が低信号、辺縁が高信号を呈する"target sign"を呈する。
●嚢胞性腫瘍はT2強調像で高信号、T1強調像で低信号が基本だが、蛋白成分や出血、感染合併などによりさまざまな信号強度を呈する。
●悪性リンパ腫は拡散強調像にて高信号を示し、ADC値が低値を示す。
●悪性胸膜中皮種はT1強調像で中等度、T2強調像では不均一な高信号を示す。
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