特集 骨脆弱を伴う骨折の治療
人工透析患者の大腿骨近位部骨折術後リハビリテーション
緒方 直史
1
1帝京大学 医学部リハビリテーション科
キーワード:
血液透析
,
股関節部骨折
,
腎不全-慢性
,
大腿骨頸部骨折
,
転倒・転落
,
リハビリテーション
Keyword:
Accidental Falls
,
Femoral Neck Fractures
,
Hip Fractures
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Rehabilitation
pp.713-716
発行日 2019年7月19日
Published Date 2019/7/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019311549
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大腿骨近位部骨折は、手術後でも歩行機能の低下によりADLを著しく障害されることが多い。透析患者では、全身のアミロイドーシスの沈着に伴う骨癒合の遅延、細胞性免疫の低下による易感染性・易出血性などが問題となることも多く、術後1年以内の死亡率は高率で、一般と比較して大腿骨近位部骨折の予後がよいわけではないため、合併症のコントロールと術後早期からの適切なリハビリテーションを行うことが重要となる。
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