特集 手外科領域の診断・治療のトピックス
外傷後の手指障害に対する造形手術
五谷 寛之
1
,
田中 祥貴
,
佐々木 康介
,
八木 寛久
,
吉村 奉修
,
北崎 久恵
,
山村 雅子
,
山崎 真由美
,
堀江 夕喜
1大阪掖済会病院 手外科・外傷マイクロサージャリーセンター
キーワード:
外固定器
,
関節可動域
,
牽引(整形外科)
,
拘縮
,
手指関節
,
手指外傷
,
術後合併症
,
Ilizarov法
Keyword:
Contracture
,
Finger Injuries
,
Finger Joint
,
Postoperative Complications
,
Range of Motion, Articular
,
Traction
,
External Fixators
,
Ilizarov Technique
pp.858-865
発行日 2018年8月19日
Published Date 2018/8/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018337605
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手指外傷においてはさまざまな受傷形態があり、その機能的予後を改善するために骨・軟部組織欠損を修復することが重要である。マイクロサージャリーの果たす役割はきわめて大きいが、それと同様に重要と考えられるのが創外固定器による骨・軟部組織再建であり、症例ごとに個別に工夫されてきた手技を1つの概念としてまとめたのが黒島により提唱された「手の造形手術:formative handsurgery」である。本稿ではこれを中心にさまざまな手法を紹介する。
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