特集 高齢者脊椎疾患の診断・治療の最近の進歩
診断 腰痛と脳イメージング
関口 美穂
1
,
紺野 慎一
1福島県立医科大学 医学部整形外科学
キーワード:
MRI
,
側坐核
,
腰痛
,
慢性疼痛
,
機能的神経イメージング
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Nucleus Accumbens
,
Low Back Pain
,
Functional Neuroimaging
,
Chronic Pain
pp.32-35
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017405452
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Summary
超高齢社会に伴い,脊椎疾患の患者数は増加している。腰痛の発症・増悪や遷延化には,解剖学的 な脊椎障害だけではなく,心理・社会的因子や脳機能など包括的かつ多面的に評価することが重要 である。機能的脳MRI研究により,側坐核の機能低下,側坐核と内側前頭前野の機能的結合性の強 化が疼痛の慢性化に関連すると考えらえる。他の脳画像検査の利点を生かし,脳機能評価は慎重 に解釈することが必要である。
Copyright© 2017 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.