特集 運動器疼痛update
慢性腰痛と線維筋痛症
関口 美穂
1
,
紺野 慎一
1福島県立医科大学実験動物研究施設
キーワード:
運動療法
,
線維筋痛症
,
認知療法
,
分類
,
腰痛
,
慢性疼痛
Keyword:
Classification
,
Exercise Therapy
,
Fibromyalgia
,
Low Back Pain
,
Cognitive Behavioral Therapy
,
Chronic Pain
pp.631-635
発行日 2018年6月19日
Published Date 2018/6/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018282184
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日本における慢性疼痛の保有率は13~23%で、慢性腰痛は、多様な因子が関与することにより疼痛が遷延する。線維筋痛症と慢性腰痛の共通の因子は、痛みに対する破局的思考の傾向、不安、抑うつ、側坐核の機能低下やドパミンシステムの機能破綻などが関与する。慢性疼痛では、心理・社会的因子と疼痛自体が相互に影響することから悪循環が生じている可能性がある。多面的な評価と治療が必須である。
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