特集 手関節尺側部痛をきたす疾患の診断と治療
豆状三角骨関節症の診断と治療
若林 良明
1
1横浜市立みなと赤十字病院 手外科・上肢外傷整形外科
キーワード:
X線診断
,
ガングリオン
,
変形性関節症
,
腱損傷
,
MRI
,
鑑別診断
,
X線CT
,
指屈筋
,
豆状骨関節
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Osteoarthritis
,
Radiography
,
Tendon Injuries
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Ganglion Cysts
pp.838-843
発行日 2017年8月19日
Published Date 2017/8/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017355392
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はじめに
手関節尺側部痛を主訴とする疾患は各種あるが, 豆状三角骨関節症(pisotriquetral joint osteoarthritis; PTJ-OA)もその1つである。また,本症があっても 痛みの自覚がないまま経過し,突如小指の屈筋腱の 皮下断裂を発症し,その存在が指摘されることもあ る。本稿では豆状三角骨関節症の診断,治療につい て概説する。
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