特集 24 ―TWENTY FOUR― 戦う循環器当直医のための虎の巻
Ⅵ 血管疾患
3 抗凝固療法だけでよいですか? 急性肺血栓塞栓症の適切なインターベンション
渡邉 将央
1
,
山本 剛
1
1日本医科大学付属病院心臓血管集中治療科
キーワード:
肺血栓塞栓症
,
血栓溶解療法
,
カテーテル治療
,
外科的血栓摘除術
Keyword:
肺血栓塞栓症
,
血栓溶解療法
,
カテーテル治療
,
外科的血栓摘除術
pp.166-170
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000002119
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・急性肺血栓塞栓症(PTE)は,静脈に形成された血栓が遊離して肺動脈へ流入することで発症する,循環器救急疾患である。無症状で偶発的に診断される軽症例から,心停止に至る重症例まで,多様な臨床像を呈する。
・治療の中心は抗凝固療法であるが,ショックや心停止を伴う症例では,血栓溶解療法,カテーテル治療,あるいは外科的血栓摘除術が検討される。最初の24時間における初期対応では,迅速なリスク評価と適切な治療戦略の決定が求められる。

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