特集 24 ―TWENTY FOUR― 戦う循環器当直医のための虎の巻
Ⅱ 循環器集中治療
6 転送したほうがよいですか? わが国でのHub and Spoke を考える
近藤 徹
1
1名古屋大学医学部附属病院循環器内科
キーワード:
Hub and Spoke型医療連携
,
心原性ショック
,
機械的循環補助
,
I NEED HELP
Keyword:
Hub and Spoke型医療連携
,
心原性ショック
,
機械的循環補助
,
I NEED HELP
pp.90-95
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000002105
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・適切なタイミングで高度医療機関に相談・転送するためには,あらかじめの準備が重要である。
・いずれの原因による心原性ショックであっても,自施設で実施可能な薬物治療・機械的循環補助を施行も血行動態のコントロールが不十分な場合は,速やかに高度医療機関に相談・転送が必要である。
・急性心筋炎では,劇症型心筋炎として急激に血行動態が破綻することがあり,心原性ショックを呈する場合は,速やかに静脈‒動脈体外膜型人工肺(VA-ECMO)/IMPELLAを有する高度医療機関に相談・転送することが望まれる。

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