今月の主題 脳卒中プラクティス
発症時の外来診療のポイント
入院・転送の判断とそのタイミング
原 靖幸
1
,
橋本 洋一郎
1
,
寺崎 修司
2
1熊本市立熊本市民病院神経内科
2熊本市立熊本市民病院脳卒中診療科
pp.2312-2315
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904845
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●脳卒中は,心筋梗塞の“heart attack”と同様,発症後直ちに救急対応すべき“brainattack”である.
●脳卒中の症候を見逃すことなく,かつ他疾患との鑑別も考慮に入れた診断が重要で,脳卒中であれば症候が軽くともX線CTを備えた病院への入院が必要である.
●くも膜下出血,脳出血は手術の適応がある症例,脳梗塞ではアテローム血栓性脳梗塞,心原性脳塞栓症,その他の脳梗塞,原因不明の脳梗塞は専門病院への転送が必要である.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.