特集 心不全・心筋症診療 Up to date診断から治療までの最新動向
識る1
心不全薬物治療の最前線 ~各国のガイドライン最新アップデート比較~
近藤 徹
1
1名古屋大学医学部附属病院循環器内科
キーワード:
ARNI
,
SGLT2阻害薬
,
GDMT
,
イバブラジン
,
HFmrEF/HFpEF
Keyword:
ARNI
,
SGLT2阻害薬
,
GDMT
,
イバブラジン
,
HFmrEF/HFpEF
pp.308-315
発行日 2025年4月9日
Published Date 2025/4/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000001861
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心不全は,左室駆出率(LVEF)によって,LVEFの低下した心不全(HFrEF,LVEF≦40%),LVEFが軽度低下した心不全(HFmrEF,LVEF 41〜49%),LVEFの保たれた心不全(HFpEF,LVEF≧50%)に分類される。各国いずれの心不全ガイドラインにおいても,心不全における薬物治療の推奨はLVEFによる分類に基づいて決定されている。各国のガイドラインの違いは,発行された時期によるエビデンスの違いによって生じている部分が大きく,これらの最新アップデートを識ることで,心不全薬物治療のエビデンスの過程を識ることが可能である。

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