特集 循環器診療 それ,ホント?
心不全(一般診療)
SGLT2阻害薬がすべての心不全に適応ってホント? ほかの薬剤との優先順位は?
倉掛 義之介
1
,
北井 豪
1
1国立循環器病研究センター心不全・移植部門心不全部
キーワード:
診療ガイドラインに基づく至適薬物治療
,
GDMT
,
ガイドライン
,
SGLT2阻害薬
,
心不全
Keyword:
診療ガイドラインに基づく至適薬物治療
,
GDMT
,
ガイドライン
,
SGLT2阻害薬
,
心不全
pp.2045-2049
発行日 2025年11月10日
Published Date 2025/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620122045
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Point
◎SGLT2阻害薬は左室駆出率(LVEF)の低下した心不全(HFrEF),LVEFが軽度低下した心不全(HFmrEF),LVEFの保たれた心不全(HFpEF)のいずれのクラスにおいても予後改善効果が証明された,心不全治療薬である.
◎ガイドライン上はすべての心不全症例での投与が推奨されているが,一方で有害事象の認識も重要である.
◎個々の症例に応じて,投与のメリット,デメリットを検討するべきである.

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