特集 LVADを理解し現状を知る
治す11
LVADでどこまで臓器障害は改善するのか:bridge to candidacy
波多野 将
1
1東京大学医学部附属病院循環器内科/高度心不全治療センター
キーワード:
bridge to candidacy
,
MELD score
,
肺血管抵抗
,
combined pre-and postcapillary PH
Keyword:
bridge to candidacy
,
MELD score
,
肺血管抵抗
,
combined pre-and postcapillary PH
pp.283-287
発行日 2024年3月9日
Published Date 2024/3/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000001511
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植込型左室補助人工心臓(LVAD)の適応が心臓移植待機患者に限られていた時代には,肝腎機能障害や肺高血圧症(PH)をもつ患者は心臓移植の絶対的除外基準に抵触するため,装着することができなかった。しかし,destination therapy(DT)の保険償還により,このような患者であっても,DTとしてLVAD植込みを行った後に肝腎機能障害やPHが移植適応の範囲内まで改善すれば,LVAD植込み後に心臓移植登録を行うということも可能になった。
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