Current Topics 今どきの内視鏡インターベンション:術前,術後における画像診断のポイント
2. 内視鏡インターベンションと経皮的インターベンションの融合による新たな展開
荒井 保明
1
,
木村 慎太郎
1
,
肱岡 範
2
1国立がん研究センター中央病院 放射線診断科
2国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科
pp.1164-1169
発行日 2020年10月26日
Published Date 2020/10/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000411
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
内視鏡インターベンションと経皮的インターベンション。ともに,うまくいけば素晴らしい治療法なのだが,実際のところそんな簡単な処置ではない。「計画どおりにうまくいく確率は70%と思っていたほうがいい」は筆者の口癖である。あの手,この手で「何とかしよう」としても,単一路線で起死回生が図れる場面は限られており,結局,うまくいかなければ「泣きをみる」のは患者である。しかし,内視鏡インターベンションと経皮的インターベンションの土俵は実はほとんど同じであり,何も意地を張って単一路線を進む必要はまったくない。それどころか共同することで,新たな世界さえ生まれてくる。百聞は一見にしかず,ここではそんな実例を紹介する。
Copyright © 2020, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.