特集 誰にも聞けないIVRの基本:基本手技〜部位別血管カテーテルの選択と挿入法
準備と基本手技
目的およびアプローチ別の準備と穿刺
水沼 仁孝
1
,
宗像 浩司
2
1那須赤十字病院 放射線科
2東京慈恵会医科大学 放射線医学講座
キーワード:
IVR器具準備(IVR appliance preparations)
,
適切な血管穿刺(appropriate blood vessel puncture)
,
経皮的ドレナージ(percutaneous drainage)
Keyword:
IVR器具準備(IVR appliance preparations)
,
適切な血管穿刺(appropriate blood vessel puncture)
,
経皮的ドレナージ(percutaneous drainage)
pp.700-714
発行日 2020年7月26日
Published Date 2020/7/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000311
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ワゴンに用意する物品と並べ方 目的(血管)およびアプローチ別に準備する。血管系IVRであれば,大腿動静脈か肘動静脈経由でのアプローチが多く,中心静脈ポート(centralvenous port;CVポート)では鎖骨下静脈から,IVCフィルターでは右頸静脈からアクセスすることが多い。経皮的ドレナージは患者の右側(例:percutaneous transhepatic gallbladder drainage;PTGBD),もしくは左側(例:心窩部からのpercutaneous cholangial drainage;PTCD)からのアプローチとなる。使用する器具は共通するものも多く,それらを基本セットとして,目的とするIVRに応じ必要な物品を付け加える。
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