特集 放射線科医が知っておくべき 脳血管障害診療 update
過疎地域におけるtelestrokeを用いた急性期脳卒中診療体制の構築
影治 照喜
1
,
岡 博文
2
,
島田 健司
2
1徳島県立海部病院 脳神経外科
2徳島大学病院 地域脳神経外科診療部
pp.151-160
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000275
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過疎地域では絶対的な医師不足から,標準的な急性期脳卒中治療の実施が非常に困難な状況である。徳島県海部・那賀地域では,かつては都市部との脳卒中の医療格差が社会問題になっていた。これを是正するために,徳島県と徳島大学が協力して,少人数の脳卒中診療医の派遣と遠隔診療支援システムを導入した。これによりrt–PA静注療法が実施可能になっただけでなく,脳卒中患者の予後を改善することができた。
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