特集 画像診断における脂肪の意味:存在からその意義まで
脂肪組織の種類と意義−その多様性と可塑性−
大野 晴也
1
1広島大学大学院医系科学研究科 分子内科学
pp.236-243
発行日 2020年3月26日
Published Date 2020/3/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000161
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脂肪細胞は余剰なエネルギーを蓄えるだけでなく,さまざまな生理活性物質を分泌して他臓器と密に連携をとったり,また「白色脂肪細胞のベージュ化」に代表されるように,環境に合わせてダイナミックにその形態と機能を変えたりすることのできる,機能性・可塑性に富んだ細胞である。本稿では脂肪細胞の種類やその機能につき,筆者らの研究成果とともに最新の知見を交えて概説する。
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