私論
ミツバチ
大槻 文悟
1
1京都大学整形外科准教授
pp.726-726
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_726
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京都の町中に住んでいるためかミツバチを見かけなくなって久しい.仕事以外ではトレイルランナーとして野山を駆け回っているが,里山にもミツバチの姿は見かけない.幼少時に住んでいた郊外の住宅地では,花壇の周りにミツバチやマルハナバチが飛び回っていた.どうやらミツバチは世界中で減少しているらしい.一方,スズメバチは今でも夏から秋になるとそこら中を飛び回っているし,テレビでもよく報道される.人間とこれらのハチとの関係性は非常に深く,スズメバチの幼虫や巣は信州など山岳地方を中心に古くから食されているし,ミツバチは養蜂業には欠かせない.
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