変形性膝関節症に対する自己蛋白質溶液療法の治療成績とKellgren-Lawrence分類での比較

Clinical results of autologous protein solution injection in the treatment of knee osteoarthritis and its comparative study in Kellgren-Lawrence grade

は じ め に

　変形性膝関節症（膝OA）の治療として保存療法と手術療法とは別に，第三の治療として自己の細胞を用いる再生医療が注目されている．当院は2019年2月より再生医療を開始し，多血小板血漿（platelet-rich plasma：PRP），自己蛋白質溶液（autologous protein solution：APS），脂肪由来幹細胞（adipose-derived stem cell：ASC）などの関節内注射を提供している．本研究の目的は，当院でのAPSについての治療成績と膝OA重症度での効果の違いについて検討することである．