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特集 整形外科医療安全のすべて
Ⅳ章.放射線被曝と薬剤に対する安全配慮
1.整形外科医のための職業被曝低減
Occupational radiation exposure reduction for orthopedic surgeons
二ツ矢 浩一郎
1
,
青木 隆敏
1
K. Futatsuya
1
,
T. Aoki
1
1産業医科大学放射線科
1Dept. of Radiology, University of Occupational and Environmental Health, Kitakyushu
キーワード:
radiation protection
,
occupational radiation exposure
,
dose limit
Keyword:
radiation protection
,
occupational radiation exposure
,
dose limit
pp.625-629
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_625
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は じ め に
医療現場の職業被曝では低線量の慢性被曝により数十年して皮膚癌や白内障が生じるリスクがある.そのため,医療従事者は放射線防護の3原則(正当化・最適化・線量限度)1)に従って放射線診療に従事する必要がある.
本稿では2021年の「改正電離放射線障害防止規則」の変更点,医療従事者の職業被曝状況,特に整形外科特有の問題点を概説する.最後に医療従事者の放射線防護に関して解説し,推奨する文献を紹介する.
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