Japanese
English
特集 変形性関節症の診断と治療――保存的治療から再生医療まで
Ⅵ章.変形性股関節症
5.変形性股関節症に対する関節温存手術
-――大腿骨骨切り術の適応
Indication of femoral osteotomy as hip joint preserving procedure for osteoarthritis of the hip
森谷 光俊
1
,
福島 健介
2
,
内山 勝文
2
,
高平 尚伸
2
,
糸満 盛憲
3
,
高相 晶士
2
M. Moriya
1
,
K. Fukushima
2
,
K. Uchiyama
2
,
N. Takahira
2
,
M. Itoman
3
,
M. Takaso
2
1黒河内病院整形外科
2北里大学整形外科
3すとう整形外科クリニック
1Dept. of Orthop. Surg., Kurokouchi Hospital, Sagamihara
キーワード:
hip joint preserving procedure
,
valgus femoral osteotomy
,
OA
,
hip
Keyword:
hip joint preserving procedure
,
valgus femoral osteotomy
,
OA
,
hip
pp.619-623
発行日 2023年5月25日
Published Date 2023/5/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei74_619
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は じ め に
変形性股関節症に対する手術件数は,近年では人工股関節全置換術(THA)が治療成績の向上とともに増加傾向である.一方,関節温存を目的とした骨切り術は,2000年代初頭をピークに減少している(図1).しかし,THAの耐用年数が心配な若年例や,関節温存手術を強く希望する患者は依然として存在しており,これからも継承すべき必須の技術であると考えている.本稿では大腿骨骨切り術の術式と適応について解説する.
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