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コロナ禍のスポーツ
島田 洋一
1,2
1秋田県立療育機構理事長
2秋田大学名誉教授
pp.1312-1312
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_1312
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- 文献概要
2019年12月,武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症は瞬く間に全世界を襲い,2022年4月には感染者は世界で5億人を超えました.緊急事態宣言,まん延防止等重点措置などが発せられ,あらゆる社会活動は後退を余儀なくされました.学会活動はまともにあおりを受けました.2020年5月の第93回日本整形外科学会学術総会(丸毛啓史会長)はオンライン開催となりました.6月に主催する予定であった第57回日本リハビリテーション医学会学術集会は紆余曲折を経て8月に延期し,国立京都国際会館の現地開催とオンラインを併用したハイブリッド開催としました.これが大規模学会としてわが国初のハイブリッド開催となりました.感染拡大はほんとうに大丈夫なのか,このような形式で開催費用が賄えるのかなど大きな重圧に押し潰されそうになりましたが,教室員,学会員,企業,行政,コンベンション会社などの多大な支援のおかげで感染者を出すことなく成功裏に終えることができました.この成果をふまえて,あらゆる医学分野でハイブリッド開催が普及していることをみると,少しはお役に立てたのではないかと思っています.
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