Editorial―今月のことば
コロナ禍のもたらしたもの
廣井 禎之
1
1順天堂大学 医療科学部 臨床検査学科
pp.653-653
発行日 2025年7月15日
Published Date 2025/7/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt53070653
- 有料閲覧
- 文献概要
コロナ禍の『禍』とは,「災い」「災難」「不幸なできごと」を意味する言葉で,コロナ禍とは2019年12月からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による災難や社会の危機的状況を指しています.しかしながら,この新型コロナウイルス感染症も2023年5月8日より感染法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられました.これにより,法律に基づき行政がさまざまな要請・関与をしていく仕組みから,個人の選択を尊重し,国民の自主的な対応をベースとした仕組みに変わりました.
Copyright © 2025 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.