提言
コロナ禍で変わったこと,そして変わらなかったこと
秋山 恭延
1
Yasunobu Akiyama
1
1浜松医科大学医学部附属病院
pp.326-327
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203329
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世界中がコロナ禍となり4年目を迎えている.新型コロナウイルス感染症が流行しはじめたころは,未知のウイルスということもあり,さまざまな憶測が飛び交っていたが,3年前,多くの方は1〜2年我慢すれば元の生活に戻れると思っていたのではないだろうか.私自身も感染状況が好転するたびに,「今度こそ終息するのでは?」とあまり根拠のない淡い期待を繰り返し抱いていた.この3年間,旅行や外出・外食を控え,職場ではクラスターや自宅待機等,これまで遭遇したことのなかった事態を経験した.先が見通せぬ中,コロナ禍前を思い返し,自分自身が変わったこと,そして変わらないことを考えている.
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