Japanese
English
整形外科新技術
スマートグラスを用いた最小侵襲脊椎安定術の応用
Application of minimally invasive spine stabilization using smart glasses
檜山 明彦
1
,
渡辺 雅彦
1
A. Hiyama
1
,
M. Watanabe
1
1東海大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Tokai University School of Medicine, Isehara
キーワード:
smart glasses
,
minimally invasive spine stabilization
,
head mounted display
Keyword:
smart glasses
,
minimally invasive spine stabilization
,
head mounted display
pp.349-353
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_349
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は じ め に
Head mounted display(HMD,ヘッドマウントディスプレイ)は,頭部に装着するディスプレイであるが,そのうちスマートグラスはリアルタイムに投影された映像をみながら手術補助およびコーチングが行えるメリットがある.これまでの据えつけ型のディスプレイなどが不要であり,術野から視点をずらすことなく,自由な視点で手術を行うことが可能である.また,CTおよびMRI画像とのaugmented reality(AR)ナビゲーション手術にも応用が可能である.
近年,AR技術を活用した手術ナビゲーションに関する報告例がなされている1,2).患者の体表や体内に術前3D-CT画像やシミュレーション画像を重ねて立体的に確認できるAR技術は,術中支援装置として非常に有用な技術であり,今後広く普及することが予想される.
本稿ではHMDであるスマートグラスを用いた最小侵襲脊椎安定術(minimally invasive spine stabilization:MISt)について述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2020