Japanese
English
経験と考察
膝蓋大腿関節置換術にElmslie-Trillat法を併用した治療経験
Patellofemoral arthroplasty combined with Elmslie-Trillat method
松田 匡弘
1
,
王寺 享弘
1
,
徳永 真巳
1
M. Matsuda
1
,
T. Ohdera
1
,
M. Tokunaga
1
1福岡整形外科病院
1Fukuoka Orthopaedic Hospital, Fukuoka
キーワード:
patellofemoral arthroplasty
,
unstable patella
,
Elmslie-Trillat method
Keyword:
patellofemoral arthroplasty
,
unstable patella
,
Elmslie-Trillat method
pp.17-22
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_17
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は じ め に
海外では1970年代より膝蓋大腿関節症(PFOA)に対して膝蓋大腿関節置換術(patellofemoral arthroplasty:PFA)が行われるようになっている.しかしながら,この第一世代PFAは成績にばらつきがあり,第二世代に改良された後に安定した成績が得られるようになっている1~3).2011年より本邦でも使用可能となったが,PFOAに膝蓋骨不安定症を合併する場合には,第一世代PFAの成績不良の経験から,適応がないとされている.われわれは,PFOAに膝蓋骨不安定症を合併する症例に対して,PFA+Elmslie-Trillat法(ET法)で治療を行ったので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020