Japanese
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連載 卒後研修講座
リバース型人工肩関節置換術のトレンド
Current trend of reverse shoulder arthroplasty
朴木 啓悟
1
,
末永 直樹
1
,
大泉 尚美
1
K. Honoki
1
,
N. Suenaga
1
,
N. Oizumi
1
1整形外科北新病院上肢人工関節・内視鏡センター
1Upper Extremity Center of Joint Replacement and Endoscopic Surgery, Hokushin Orthopedic Hospital, Sapporo
キーワード:
reverse shoulder arthroplasty
,
bone resorption
,
rotator cuff
Keyword:
reverse shoulder arthroplasty
,
bone resorption
,
rotator cuff
pp.1301-1307
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei74_1301
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は じ め に
リバース型人工肩関節置換術(reverse total shoulder arthroplasty:RSA)は,従来,腱板を再建できない腱板断裂関節症(cuff tear arthropathy:CTA)をはじめとする腱板機能不全肩を対象としたインプラントであり,関節窩側にボール,上腕骨側にソケットを設置する非解剖学的な肩関節置換術である.近年,上腕骨近位端骨折や関節リウマチ(RA)などへの適応も拡大され,世界的に使用する機会が増加している.肩関節手術に革新的な変化をもたらした本術式および適応を理解することは,肩関節外科医はもちろんのこと,肩関節を専門としない整形外科医や若手整形外科医にも必須である.本稿は,卒後研修講座であることをふまえ,RSAの基礎から最新のトピックについてご紹介していきたい.
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