Japanese
English
問題点の検討
骨粗鬆症検診における要精検者の危険因子
Risk factors for close examination required of osteoporosis among medical examination in our hospital
前川 勇人
1
,
岩田 栄一朗
1
,
百田 吉伸
1
,
定 拓矢
1
,
矢島 弘嗣
1
,
田中 康仁
2
H. Maekawa
1
,
E. Iwata
1
,
Y. Hyakuda
1
,
T. Sada
1
,
H. Yajima
1
,
Y. Tanaka
2
1市立奈良病院整形外科
2奈良県立医科大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Nara City Hospital, Nara
キーワード:
osteoporosis
,
risk factor
,
medical examination
,
close examination required
Keyword:
osteoporosis
,
risk factor
,
medical examination
,
close examination required
pp.1274-1275
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_1274
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近年の超高齢社会において,国内における骨粗鬆症の有病率は増加傾向にあり,約1,280万人と報告されている1).骨折,転倒は高齢者の要介護となる原因の4位で,全体の12.1%を占めている2).したがって,骨脆弱性骨折の要因である骨粗鬆症の治療介入を早期に行うことは非常に重要である.早期治療介入には骨粗鬆症の早期診断が必要であるが,全例に骨密度測定を行うこと,すなわちユニバーサルスクリーニングよりも骨粗鬆症のリスクが高い患者に対象を限定するターゲットスクリーニングのほうが費用対効果の面で現実的である.
本研究の目的は,骨粗鬆症検診における要精検者,すなわち骨密度測定(DXA)によるyoung adult means(YAM)<80%の危険因子を同定し,骨粗鬆症のリスクが高い患者を明らかにすることである.
© Nankodo Co., Ltd., 2019