Japanese
English
経験と考察
臨床症状で化膿性脊椎炎を疑った症例における単純CTの有用性
Usefulness of computed tomography diagnosing for pyogenic spondylodiscitis among patients suspected by clinical symptoms
上野 優樹
1
,
岩田 栄一朗
1
,
山本 雄介
2
,
百田 吉伸
1
,
定 拓矢
1
,
田中 康仁
2
Y. Ueno
1
,
E. Iwata
1
,
Y. Yamamoto
2
,
Y. Hyakuda
1
,
T. Sada
1
,
Y. Tanaka
2
1市立奈良病院整形外科
2奈良県立医科大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Nara City Hospital, Nara
キーワード:
spondylodiscitis
,
CT
,
diagnosis
Keyword:
spondylodiscitis
,
CT
,
diagnosis
pp.409-411
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_409
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は じ め に
発熱や背部痛,血液生化学検査などの臨床所見で化膿性脊椎炎(pyogenic spondylodiscitis:SD)を疑った場合,画像診断にすすめることが一般的である1).SDを疑った際の画像診断は,MRIがもっとも有用と報告されているが2),撮像可能施設が限られていることや時間,費用などの問題のため全例に撮像することは現実的に困難である.一方で単純CTはMRIより簡便に撮像が可能である.本研究の目的は,臨床症状でSDを疑った際の単純CTによる画像診断の有用性について検討することである.
© Nankodo Co., Ltd., 2021