Japanese
English
論説
第5腰椎MPR-CTデータを用いた骨粗鬆症と骨折リスク評価
Evaluation of osteoporosis and fracture risk using computed tomography MPR data of fifth lumbar vertebra
増井 文昭
1
,
本郷 公一
2
F. Masui
1
,
K. Hongou
2
1千葉西総合病院整形外科
2セントマーガレット病院放射線科
1Dept. of Orthop. Surg. and Joint Reconstruction Center, Chibanishi General Hospital, Matsudo
キーワード:
L5 vertebral body
,
osteoporosis
,
MPR
,
risk factor
Keyword:
L5 vertebral body
,
osteoporosis
,
MPR
,
risk factor
pp.993-998
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_993
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は じ め に
高齢者の骨粗鬆症による骨折は,quality of life(QOL)を著しく低下させ寝たきりになる危険性があり,さらに死亡のリスクが高まるため,近年大きな社会問題となっている.医療費の増大という問題も抱え,今後の少子高齢社会で骨粗鬆症の早期診断による骨折予防が重要な課題となっている.早期に骨折リスクを評価できれば,転倒予防の指導,リハビリテーションや薬物治療を行うことで骨折を予防することが可能となる.本稿ではわれわれは,L5 CTデータを用いて,CT値の年齢推移と大腿骨近位部骨折リスクについて検討を行ったので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018