Japanese
English
経験と考察
3D Cアームとナビゲーションシステムを用いた最小侵襲脊椎安定術の椎弓根スクリュー刺入精度
Accuracy of pedicle screw insertion in minimally invasive spine stabilization with three dimensional C arm and navigation system
野々村 卓
1
,
八田 陽一郎
1
,
外村 仁
2
,
高取 良太
2
,
長江 将輝
2
,
久保 俊一
2
M. Nonomura
1
,
Y. Hatta
1
,
H. Tonomura
2
,
R. Takatori
2
,
M. Nagae
2
,
T. Kubo
2
1京都第二赤十字病院整形外科
2京都府立医科大学大学院運動器機能再生外科(整形外科)
1Dept. of Orthop. Surg., Japanese Red Cross Kyoto Daini Hospital, Kyoto
キーワード:
spinal injury
,
MISt
,
pedicle screw
Keyword:
spinal injury
,
MISt
,
pedicle screw
pp.405-409
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_405
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は じ め に
近年,脊椎手術においてさまざまな最小侵襲脊椎安定術(minimally invasive spine stabilization:MISt)が普及してきている.MIStはその低侵襲性によって術後疼痛を軽減し,早期からのリハビリテーション開始や在院日数短縮を可能とすることが知られており,さまざまな疾患に応用されている1).一方で,MISt手技はX線透視やナビゲーションシステムなど術中画像支援のもとに小皮切で行われるため術野が限られること,経皮的椎弓根スクリュー(percutaneous pedicle screw:PPS)など従来式とは異なる器具を使用することなどから,ピットフォールや合併症,放射線被曝などMISt特有の問題点があり,その安全性や技術修得には課題が残されている.本稿では,筆者らが施行している胸腰椎骨折に対するMIStについて概説し,その椎弓根スクリュー(PS)刺入精度について検討したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018