Japanese
English
手術手技
フリーハンド胸椎椎弓根スクリュー挿入時の新たな指標の検討—頭尾側の刺入方向に関して
A New Index of Free-hand Pedicle Screw Insertion in the Thoracic Spine
森本 安彦
1
,
重松 英樹
1
,
岩田 栄一朗
1
,
奥田 哲教
1
,
増田 佳亮
1
,
田中 康仁
1
Yasuhiko MORIMOTO
1
,
Hideki SHIGEMATSU
1
,
Eiichiro IWATA
1
,
Akinori OKUDA
1
,
Keisuke MASUDA
1
,
Yasuhito TANAKA
1
1奈良県立医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Nara Medical University
キーワード:
胸椎
,
thoracic spine
,
椎弓根スクリュー
,
pedicle screw
,
フリーハンド
,
free-hand
Keyword:
胸椎
,
thoracic spine
,
椎弓根スクリュー
,
pedicle screw
,
フリーハンド
,
free-hand
pp.499-502
発行日 2016年6月25日
Published Date 2016/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200546
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背景:胸椎椎弓根スクリューの刺入点に関してさまざまな報告があるが,頭尾側の刺入方向の指標を検討した報告はほとんどない.本研究の目的は頭尾側の刺入方向の新たな指標を明らかにすることである.
対象と方法:胸椎CTを用い,T1からT12までの椎間関節の頂部2点と椎体上縁のなす角を測定した.
結果:平均値は全椎体87.6°,上位87.0°,中位87.0°,下位88.6°であった.
まとめ:いずれの椎体も計測角約90°を示した.この頭尾側方向の刺入方向は,椎弓上に筋鉤を設置することにより再現可能であり,術中の新たな指標となりうる.
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