特集 消化管がん診療の入口から診断・治療の最前線まで―早期発見・個別化医療の新時代へ
[Chapter 4] 消化管がんに対する外科治療の最前線
胃がんに対する外科治療
井田 智
1
,
山下 晃平
1
,
江藤 弘二郎
1
,
岩槻 政晃
1
1熊本大学大学院生命科学研究部 消化器外科学
キーワード:
胃がん
,
腹腔鏡下胃切除術(LG)
,
ロボット支援下胃切除術(RG)
Keyword:
胃がん
,
腹腔鏡下胃切除術(LG)
,
ロボット支援下胃切除術(RG)
pp.262-266
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_262
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★ 腹腔鏡下胃切除術(LG)は早期胃がんから進行胃がんまで適応が拡大し,国内外のランダム化比較試験(RCT)で開腹手術に対する非劣性が示され,標準治療の選択肢として広く普及している.
★★ 胃がん手術はかつてD3郭清や膵脾合併切除などの拡大手術が主流であったが,複数のJCOG試験によりその有効性が否定され,現在はD2郭清を基本とした定型手術が標準となっている.
★★★ ロボット支援下胃切除術(RG)は2018年に保険収載され,精緻な操作性や合併症低減の可能性を有するが,長期予後のエビデンスは限定的であり,現在もJCOG1907試験が進行中である.
★★ 今後は人工知能(AI)や術中ナビゲーションを組み合わせた次世代手術の開発が期待される.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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