Japanese
English
今月の主題 対策型胃内視鏡検診の現状と問題点
序説
胃がん検診の歴史と今後の展望
Introduction
入口 陽介
1
Yosuke Iriguchi
1
1東京都がん検診センター
キーワード:
胃がん
,
対策型検診
,
X線検査
,
内視鏡検査
,
有効性評価
Keyword:
胃がん
,
対策型検診
,
X線検査
,
内視鏡検査
,
有効性評価
pp.1069-1072
発行日 2018年7月25日
Published Date 2018/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403201437
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胃がん検診の歴史
戦後,わが国では,結核の死亡率が急速に低下し,高度経済成長とともに脳血管疾患,心疾患と悪性新生物の死亡率の増加が顕著となり(Fig.1)1),国を挙げてのがん対策が必要となった.部位別にみると,胃癌は罹患率,死亡率共に極めて高率であったため(Fig.2)2),救命可能な早期胃癌での発見,診断がわが国の悲願となり,先駆者たちはX線機器や内視鏡機器の開発・改良に力を注ぎ,世界に冠たる胃癌診断学と治療法を築いてきた.
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