特集 消化管がん診療の入口から診断・治療の最前線まで―早期発見・個別化医療の新時代へ
[Chapter 1] 消化管がんの疫学
消化管がんの罹患・死亡の現状と将来展望
井上 真奈美
1
1国立がん研究センター がん対策研究所
キーワード:
疫学的動向
,
将来展望
,
高齢化
Keyword:
疫学的動向
,
将来展望
,
高齢化
pp.174-179
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_174
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
★★★ わが国における消化管がんは,第二次世界大戦後のさまざまな生活環境要因の変化とともにその動向が推移してきた.
★★★ 最近のわが国の消化管がんの疫学的特徴は,もともと多かった胃がんと比較的欧米に多かった大腸がんが,ともに主要ながんとなっていることである.また消化管がん全体として高齢化が進んでいる.
★★★ 感染とリンクするがんはその対策や衛生環境の改善に伴い,今後も低下が見込まれる.
★★★ 一方で,生活習慣の変化に伴うリスク要因の変化により,別のがん型へのシフトも考えられるが,現在明確な傾向は確認されていない.
★★★ 今後これらの動きを注視していく必要がある.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

© Nankodo Co., Ltd., 2026

