特集 急性中毒の初期診療と管理―内科医が読んでおきたい診断・治療のケース集
[Chapter 2] ケースで学ぶ 急性中毒の診断と治療
[G.自然毒]
蛇咬傷
伊賀 健一郎
1
,
山内 素直
2
1麻生飯塚病院 救急科
2University of Maryland Capital Region Health
キーワード:
蛇咬傷
,
凝固障害
,
コンパートメント症候群
,
抗毒素血清療法
Keyword:
蛇咬傷
,
凝固障害
,
コンパートメント症候群
,
抗毒素血清療法
pp.1108-1111
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_1108
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
★★★ヘビの同定が治療に直結するため,地域性・臨床像からの推定が重要である.
★★★吸引・切開・冷却などは行わず,患肢の安静と高位保持が推奨される.
★★抗毒素血清はアレルギー・血清病のリスクが高く投与は慎重な適応判断が必要である.
★★血清投与時はアナフィラキシー予防としてアドレナリン前投与も検討する.
★★★抗菌薬は感染徴候がある場合やリスクの高い症例に限って使用すべきである.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

© Nankodo Co., Ltd., 2025