書評
間質性肺炎合併肺癌に関するステートメント2025(改訂第2版)
稲瀬 直彦
1
1国家公務員共済組合連合会平塚共済病院 院長
pp.1063-1063
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_1063
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- 文献概要
間質性肺炎における肺癌の合併率は10~20%とされているが,肺癌に対する抗がん薬治療,手術治療,放射線治療のいずれも間質性肺炎の急性増悪を惹起するリスクがあり,治療の大きな妨げとなっている.抗癌薬開発臨床試験において間質性肺炎合併肺癌のほとんどが登録から除外されており,間質性肺炎の併存により使用を禁忌とされる抗癌薬もあることから,間質性肺炎合併肺癌の治療の選択肢は限られている.
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