特集 間質性肺炎と肺がんのMDD—専門家チームで進める“最適化”
Ⅱ.間質性肺炎合併肺がん
間質性肺炎合併肺癌に対する放射線治療
青木 秀梨
1
1がん研究会有明病院放射線治療部
キーワード:
間質性肺炎
,
IP
,
間質性肺疾患
,
ILD
,
放射線肺炎
,
RP
,
体幹部定位放射線治療
,
SBRT
,
粒子線治療
Keyword:
間質性肺炎
,
IP
,
間質性肺疾患
,
ILD
,
放射線肺炎
,
RP
,
体幹部定位放射線治療
,
SBRT
,
粒子線治療
pp.263-268
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232680730020263
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POINT
●IP合併肺癌に対する放射線治療は,放射線肺臓炎/IP急性増悪のリスクが高く,特にUIPパターンが特徴のIPFや臨床症状を有する症例には慎重な適応判断が必要である.
●IP合併肺癌の放射線治療において,高精度SBRTや粒子線治療による肺線量(V5,V20など)の低減はリスク減少に有効である.
●IP合併肺癌に対する照射のリスク因子や線量制約などを明らかにし,適切な対象に必要な治療を届けるために,治療モダリティを越えたデータ集積と共有が期待される.

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