特集 ここまでできる! プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第4章:リウマチ・膠原病
[発熱,顔面紅斑,Raynaud現象]全身性エリテマトーデス
矢嶋 宣幸
1
,
蕗田 淳平
1
1昭和大学 リウマチ膠原病内科学部門
pp.730-735
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_730
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プライマリケアでここまでできる!
・全身性エリテマトーデス(SLE)の診断では問診と身体所見が重要であり,早期発見につなげることができる.
・抗核抗体検査を適切に使用して膠原病を見つける.
・SLEの治療ではhydroxychloroquineなどグルココルチコイド以外の選択肢も出てきた.
ここからは専門医に任せよう!
・重要臓器障害(腎障害,中枢神経障害,肺障害,心血管障害,消化管障害),血小板数<2万/μL,血栓性微小血管症,血球貪食症候群などの重症例は専門医に任せよう.
・再発例・難治例は治療選択肢が近年多くなっており,専門医に任せよう.
・妊娠希望のある例では計画的妊娠が必要であり,専門医に任せよう.
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