今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識
慢性血管疾患の診療
Raynaud病・Raynaud症候群
金井 美紀
1
,
橋本 博史
1
1順天堂大学医学部膠原病内科
pp.1554-1557
発行日 2002年9月10日
Published Date 2002/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908869
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ポイント
Raynaud現象は,細小動脈が発作的あるいは周期的に収縮し,皮膚色調が蒼白,チアノーゼ,紅潮に変化する現象をいう.
指尖脈波,加速度脈波,サーモグラフィなどでRaynaud現象の臨床評価を行う.
原発性のものを「Raynaud病」と呼び,二次性にみられるものを「Raynaud症候群」と呼ぶ.
治療は血管拡張薬,抗凝固薬が主体である.
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