特集 ここまでできる！ プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第3章：血液
［血小板減少，溶血性貧血］血栓性血小板減少性紫斑病
鈴木 康大
1
,
宮川 義隆
1
1埼玉医科大学病院 血液内科
pp.649-653
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_649
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プライマリケアでここまでできる！
・原因不明の血小板減少と溶血性貧血をみたら，臨床所見とスコアリングシステム（PLASMICスコア，Frenchスコア）を用いて，血栓性血小板減少性紫斑病（TTP）を疑うことができる．
ここからは専門医に任せよう！
・後天性TTPは急性かつ致死的な難病である．
・救命のため血漿交換療法を速やかに開始する必要がある．
・治療はTTP診療に詳しい血液内科または腎臓内科の専門医に依頼することが望ましい．
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