特集 広く浅く知る白血病―令和になってこう変わった
[Chapter 3] ここまで来た! 白血病の治療
急性骨髄性白血病
脇田 知志
1
,
山口 博樹
1
1日本医科大学 血液内科
キーワード:
急性骨髄性白血病(AML)
,
微小残存病変(MRD)
,
予後予測
Keyword:
急性骨髄性白血病(AML)
,
微小残存病変(MRD)
,
予後予測
pp.873-878
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_873
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★★★2023年に造血器腫瘍診療ガイドラインが改訂され,最新の知識に基づいた新たな指針が示された.
★★FLT3阻害薬の有効性が明らかになり,FLT3変異を伴う急性骨髄性白血病(AML)患者に対する治療選択肢が広がった.
★★BCL2阻害薬venetoclax併用化学療法の有効性が明らかになり,高齢者や合併症を有するAML患者に対する治療選択肢が広がった.
★ヒト白血球抗原(HLA)不適合血縁者間移植時の移植後cyclophosphamide(PTCy)法による移植片対宿主病予防の有用性が明らかになり,HLA不適合血縁者間移植の安全性が向上した.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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