特集 身近に潜む心筋症を診る―進歩する診断と治療
[Chapter 3] 心筋症各論
拡張型心筋症
照井 洋輔
1
1岩手県立胆沢病院 循環器内科
キーワード:
non–dilated left ventricular cardiomyopathy(NDLVC)
,
遺伝子変異(LMNA遺伝子)
,
心臓MRI
Keyword:
non–dilated left ventricular cardiomyopathy(NDLVC)
,
遺伝子変異(LMNA遺伝子)
,
心臓MRI
pp.244-247
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_244
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★★★拡張型心筋症(DCM)は左室のびまん性収縮障害と左室拡大を特徴とする.
★non–dilated left ventricular cardiomyopathy(NDLVC)は,左室拡大を伴わない非虚血性左室心筋組織障害,あるいは組織障害を伴わない収縮不全と定義される.
★★★心筋症診療における心臓MRIの重要性が高まっている.
★DCMは遺伝要因に,環境要因が加わることで発症することが明らかとなった.
★遺伝情報が重症度や予後に関連するため,遺伝子異常に基づいた個別化医療・先制医療が進むことが期待される.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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