特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか
循環器疾患
拡張型心筋症
木原 康樹
1
1広島大学大学院医歯薬総合研究科循環器内科学
pp.78-80
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105464
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どのような病気なのでしょうか
▲代表的な心筋疾患であり,左心室拡大と収縮性低下を特徴とし,慢性に経過します.
▲重症度に応じて,さまざまな心不全症状や不整脈を呈します.
▲一般的には徐々に進行する病気です.特発性拡張型心筋症については厚生労働省の難病指定を受けることができます.
▲特発性拡張型心筋症の類縁疾患には虚血性心筋症や全身疾患に伴う二次性心筋症があります.それらとの鑑別診断をしっかりしておくことが治療法を確定するためのポイントです.
▲薬物療法などの進歩により,病状の進行を止めたり,むしろ改善したりすることも不可能ではなくなってきています.慢性的な治療継続が必要なことを理解し,根気強く日常生活での努力を怠らないことが秘訣となります.
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