今月の主題 循環器疾患の画像診断
どう診断するか—選択と読み方
拡張型心筋症
横田 慶之
1
,
川合 宏哉
1
,
横山 光宏
1
,
宝田 明
2
1神戸大学医学部第1内科
2姫路循環器センター循環器科
pp.2350-2354
発行日 1993年12月10日
Published Date 1993/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902528
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●拡張型心筋症は左室の拡大と収縮能低下を原因不明にきたす心筋疾患であり,その診断は除外診断の上に成り立つ.
●本症の大多数例で心電図,胸部X線の両者またはいずれかの異常がみられ,特に心電図は感度の高い検査法である.また,心エコー法により本症の基本病態のみではなく,重症度,合併症に関する多くの情報が得られる.
●冠動脈造影や心筋生検法,各種核医学的検査やCT,MRIなどの画像診断法を適宜駆使することにより,本症の明確な診断を行うことができる.
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