特集 エキスパートはこう読む! 検査値の臨床的解釈―日常臨床での疑問にお答えします
[Chapter 7] 神経
[脳脊髄液総タウ蛋白検査に関する疑問]1年前に発症したもの忘れと失語を呈する60歳代男性で,脳脊髄液総タウ蛋白検査では1,520pg/mLと高値でした.Alzheimer病と診断してよいでしょうか?
篠原 もえ子
1
,
小野 賢二郎
1
1金沢大学附属病院 脳神経内科
キーワード:
脳脊髄液総タウ蛋白
,
Alzheimer病
,
Creutzfeldt-Jakob病
Keyword:
脳脊髄液総タウ蛋白
,
Alzheimer病
,
Creutzfeldt-Jakob病
pp.1269-1270
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_1269
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お答えします
脳脊髄液総タウ蛋白の上昇は,Alzheimer病以外にCreutzfeldt-Jakob病などのほかの疾患でも認められます.そのため,認知機能低下の原因の診断は臨床症状やほかの検査所見と合わせて行います.
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