特集 炎症性腸疾患update
[Chapter 2] IBD治療のupdate
UC内科治療 ②(ステロイド治療)
橋本 真一
1
,
高見 太郎
1
1山口大学大学院医学系研究科 消化器内科学(第一内科)
キーワード:
潰瘍性大腸炎(UC)
,
prednisolone
,
ステロイド抵抗例
,
ステロイド依存例
Keyword:
潰瘍性大腸炎(UC)
,
prednisolone
,
ステロイド抵抗例
,
ステロイド依存例
pp.1036-1040
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_1036
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★★★ステロイドの作用にはグルココルチコイド作用とミネラルコルチコイド作用がある.
★★初期投与量は30mg/日以上の十分量を用い,3ヵ月以内の離脱を目指す.
★★潰瘍性大腸炎(UC)の治療薬選択には罹患範囲と重症度判定が必須である.
★中等症ではprednisolone 1日30~40mgの経口投与を行う.
★重症の成人例では水様性prednisoloneを1日40~80mgの間で点滴静注する.
★★難治性UCにはステロイド抵抗例とステロイド依存例がある.
★ステロイド使用中には,感染症だけでなく副腎不全に対しても注意が必要である.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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