特集 在宅医療は何のために存在するのか―これからの在宅医療を見据えて
[Chapter 2] 医学モデルとしての在宅医療
認知症
内田 直樹
1
1医療法人すずらん会 たろうクリニック
キーワード:
認知症
,
せん妄
,
認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)
Keyword:
認知症
,
せん妄
,
認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)
pp.366-372
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_366
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▪認知症診療は在宅医療において主要分野である.
▪認知症の見立てとしてまずは認知機能と生活の障害について評価する.
▪次に,せん妄などの改善可能な認知機能障害について評価する.
▪最後に認知症の病型診断を行い,典型例を見逃さないようにする.ただし,過去に診断された病型にこだわりすぎないことも重要である.
▪認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)の対応としては,まずはせん妄についての評価を行い,次にチャレンジング行動という視点でも考える.
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