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第7章 腎・泌尿器系に作用する薬剤
[腎疾患用剤]
高K血症治療薬
富田 正郎
1
,
梶原 健吾
1
1国立病院機構熊本医療センター 腎臓内科
pp.964-967
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_964
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・治療中血清K値は安定していても,急に値が変化することがあるため,定期採血でチェックして高カリウム血症および低カリウム血症をきたさぬように調整する.
・高カリウム血症をきたす原因(食事内容,処方内容)の確認と食事指導は重要である.
・高カリウム血症(6mEq/L以上)は危機的状態かつ緊急対応を要する状態の可能性がある.
・偽性高カリウム血症の除外は重要であり,専門医への紹介が無難である.
・高K血症治療薬の新薬(SZC)は強力かつ高価なため過剰投与に注意する.
© Nankodo Co., Ltd., 2023